㈲小田製陶所の挑戦

阿賀野川の船着き場(明治〜大正/旧安田町〔現・阿賀野市〕/田辺修一郎氏所蔵)

阿賀野川の船着き場(明治〜大正/旧安田町〔現・阿賀野市〕/田辺修一郎氏所蔵)

 小田式ミニ蒸しかまどを開発・販売する㈲小田製陶所について、ご紹介いたします。


 ミニ蒸しかまどを開発・販売する㈲小田製陶所。同社が所在する阿賀野川中流域の安田(現・阿賀野市)は、大河がもたらす豊富な粘土を活かした焼き物産業(窯業ようぎょう)が昔からさかんです。

 素焼き陶器製の蒸しかまども、ガス釜・電気釜が普及し始める昭和20〜30年代まで、阿賀野川流域では小田製陶所が生産し、阿賀野川の船着き場から帆掛け舟に積んで出荷していました。

昔の人の知恵を現代に甦らせる、蒸しかまどの復刻ものがたり。

1950年代前後に製造を中止した伝統的な蒸しかまどを、㈲小田製陶所が2012年に復刻

 “阿賀の宝もん”とも言える、この幻の逸品が生み出す極上の美味しさを、現代の人々にもぜひ味わっていただきたいと、小田製陶所の五代目・小田正雄は2012年に伝統的な蒸しかまど(一升・三升炊き)を復刻させました。

 その後、ご家庭の食卓でも気軽に炊飯できるようにと、コンパクトサイズの「ミニ蒸しかまど」を新たに開発し、現在に至ります。

ミニ蒸しかまどを開発した㈲小田製陶所・五代目代表の小田正雄

㈲小田製陶所・五代目の小田正雄


土と共に生きる  ㈲小田製陶所の思い

 阿賀野川の中流域で明治6年に創業した㈲小田製陶所は、土と炎を巧みに扱う窯業の技術をもとに、当初は水甕みずがめ井戸側いどがわに始まり、本焼き陶管や蒸しかまど、戦後は園芸用鉢など、時流に合った様々な製品をこれまで手かげて参りました。


 現在、弊社では田畑の地下排水用の素焼き土管を主力製品として、新潟や日本の米づくりを陰ながら支えおります。この誇れる美味しいお米を、できれば最高に美味しい炊き方で味わっていただきたいとの思いから、先人の知恵と技の結晶である蒸しかまどを復刻させ、新たにミニ蒸しかまどを開発いたしました。

日本の田んぼでたわわに実った稲

㈲小田製陶所の会社概要

 ㈲小田製陶所では、暗渠あんきょ排水土管(※田畑の地下排水用の素焼き土管)を主力製品として、蒸しかまどのほか、建築資材や園芸用商品、リサイクル商品などを製造・販売しています。

会社名

有限会社 小田製陶所

代表

小田 正雄

住所

959-2215 新潟県阿賀野市六野瀬2312番地

連絡先

TEL 0250-68-3432FAX 0250-25-7527

サイト

http://www.odakame.com/index.html

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アクセス

 小田製陶所へお越しの際は、ぜひグーグルマップをご利用ください。

小田製陶所・五代目・小田正雄と小田式蒸しかまど製品群


ミニ蒸しかまど小・1.5合炊き羽釜付き
ミニ蒸しかまど大・赤焼き・3合炊き羽釜付き
ミニ蒸しかまど大・いぶし・3合炊き羽釜付き
ミニ蒸しかまど大・赤焼き・5合炊き羽釜付き
ミニ蒸しかまど大・いぶし・5合炊き羽釜付き